賃貸物件の管理として、空室対策を行い入居者が常にいる状態にすることが大切です。
しかし、空室を埋めるための対策の前に、今住んでいる入居者の入居期間を長くすることはもっと大切なのです。
オーナーとして、入居者の入居期間を長くするためには、空室対策としてどのようなことに気をつければいいのでしょうか。
賃貸物件における入居期間を長くするための空室対策
今住んでいる入居者の入居期間を長くすることが大切な理由は以下の通りです。
・空室になると空室期間の家賃収入がなくなるから
・空室になるとリフォーム費用がかかるから
・入居者募集広告に費用がかかるから
いずれも、収入に影響が出てしまうため、新規の入居者の募集よりも、まずは既存の入居者の入居期間を長くする必要があるのです。
入居者に住みやすい物件と思ってもらうポイント
では、今住んでいる入居者に出来るだけ長く住んでもらいやすくするためには、どうしたらいいのでしょうか。
住みやすい物件と思ってもらうポイントとしては、以下の3点が挙げられます。
<共有部の環境を整える>
例えばゴミ捨て場、エントランス、駐輪所などです。
ゴミ捨て場がいつも散らかっていたり、電球切れが続いていたりすると、入居者は毎日嫌な思いをすることになります。
駐輪所が整備されておらず自転車を停めにくければ、防犯意識が低いと思われて犯罪リスクが上昇することにもなりかねず、お子様がいる方にとっては特に不安が増すことになるでしょう。
対策としては、清掃の頻度を上げたり、業者委託をすることがあります。
<最新のニーズに応える>
出来るだけ長く住んでもらいやすくするためには、陳腐化した設備を更新し、入居者のニーズに応えていく必要があります。
賃貸物件の築年数が経過してくると、建物や設備も古くなります。
そして入居者は新しいニーズを叶えてくれるマンションに移ってしまいます。
例えば、インターネット回線が通っていなければ、今や電気・ガス・水道に次いでインターネット環境が重要となっている状況にそぐわないでしょう。
そこで、インターネット回線を引き込む工事を検討した方がよいでしょう。
築年数が古ければセキュリテイに不安が生じますので、防犯カメラやオートロックといった防犯設備の導入を検討してみるのもいいでしょう。
もちろん家賃が周辺の相場よりも高くなってしまった場合、ニーズと合っていないので調整するのも大切です。
<契約更新にメリットをつける>
一般的に賃貸物件の契約更新は2年ごとですが、出来るだけ長く住んでもらいやすくするためには、このタイミングで退去されないためのインセンティブを用意することがポイントです。
つまり、契約更新に特典をつけるという空室対策です。
例えば、水回りの清掃サービス、設備更新などです。
商品券をプレゼントしたり、家賃の還元などを行っている賃貸物件オーナーさんもいます。
上記の住みやすい物件と思ってもらうポイント3点は、いずれも入居者の入居期間を長くする上で有効な方策ですね。
まとめ
賃貸物件の空室対策でまず大切なのは、今住んでいる入居者の入居期間を長くすることです。
そのためには、住みやすい物件と思ってもらうポイントをおさえ、快適性や利便性などを高める必要があります。
投資が必要な空室対策もありますが、入居者の「困った」にすぐ対応する、笑顔で挨拶をするなど、ソフト面の空室対策もあります。
入居者に住みやすい物件と思ってもらうために、ぜひ対策を始めてみましょう。
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