賃貸物件の「空き部屋」といえば、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
見学者側からすると、実際に部屋を内覧出来るため良いかもしれません。
しかし管理会社やオーナー側からすると、空き部屋は極力なくし入居率を高めたいものです。
物件の立地や設備の面だけでなく、他社と差別化を図りたい・・・
そういったときにオススメの方法があります!!
手軽に、かつ、すぐに取り組める空き家対策として有効なものが、内覧で見学者の印象をアップし、入居の意欲を高める「ウェルカムボード」と「POP」です。
この記事では、空き部屋対策として有用なウェルカムボードのメリットやつくり方、文章例などをわかりやすくご紹介します。
手づくりの空き部屋対策!「ウェルカムボード」とは
多くの賃貸物件が市場に出ている現在、空き部屋対策で他の物件と差別化を図ることがますます大切になってきました。
特に入居を決定するかもしれない絶好の機会となる内覧で、見学者の心を掴みたいものです。
そこで有効な手段のひとつに「ウェルカムボード」があります。
ウェルカムボードとは、その名の通り板状のボードに見学者を歓迎する言葉や感謝の言葉を書いて玄関付近に設置するツールのことです。
手づくりすることで、賃貸オーナーが不在の内覧でも見学者におもてなしの気持ちが伝わりやすくなります。
ウェルカムボードの作り方はいたって簡単でシンプルです。
材料:百円均一ショップなどで購入した黒板やコルクボード
「本日はありがとうございます」や「ごゆっくりご覧ください」などの言葉を書いて、シューズボックスの上などに置いておきます。
材料費も手間もわずかですが、お金をかけた空き部屋対策とは違う、あたたかみを印象づけられるのがメリットです。
何もない空室であっても、ウェルカムボードが設けられていると空間の雰囲気も変わりますね。
さらに、ウェルカムボードに間取り図やアピールポイントを加えたり、おもてなしのキャンディーをカゴに入れて添えたり、アイデア次第で入居者の記憶に好印象を残すことも出来るかもしれません。
ウェルカムボードと一緒に用意したい「POP」
ウェルカムボードの他にも、内覧で効果を発揮するツールがあります。
内覧の際、見学者にぜひ見てほしい箇所ごとに貼るアピールツールとして有効なものが「POP」です。
POPとは、小売店の店頭で商品周りに貼られているツールですが、賃貸物件の内覧でも応用できます。
POPもウェルカムボードと同様に、手づくりすると同時にあたたかみも伝えられ、より好印象を見学者に与えられるでしょう。
材料:百円均一ショップ等に売っている小さなカード
設備の魅力や、こだわりポイントなどを書きます。
例
「雨の日もまかせて!室内洗濯物干し」
「リビングが見えるカウンターキッチンで配膳もラク!」など
ただ「充実した設備です」とだけ伝えるより、具体的な暮らしの便利さや快適性が伝わりますね。
「夜はこの窓から夜景が見えますよ!」
「春は向かいの公園の桜が満開に咲きます!」
など、内覧時には体験できないポイントを書くのも競合物件を排除し、入居の意欲を高めるのに効果的です。
予算に余裕があるときや、他のツールとデザインの統一感を出したいときなどは、印刷会社に依頼するのもいいですよ。
まとめ
アピールポイントを事務的な説明くさくなく伝えられるのもPOPのよさです。
賃貸オーナーが同席できない内覧でも、ウェルカムボードなどが物件の魅力を見学者に伝えてくれます。
見学者に「こんな細やかな対応してくれるオーナーさんなら安心できそう」と思ってもらえたら、入居もスムーズに決まりそうですね。