家族の一員としてペットを飼う方が増えているため、所有している賃貸物件をペット可に変更したいと考えるオーナーさんもいらっしゃると思います。
この記事では、賃貸物件をペット可に変更するために必要な準備などを、詳しくご紹介します。
賃貸物件をペット可に変更すると期待できること
近年ペット可の物件は常に人気がありますが、裏を返せばペットを飼える物件がそれだけ少ないことでもあります。
ペット可の物件が少ない理由としては、ペットの飼育を許可することにより、いろいろな問題が発生すると思われるためです。
たとえば動物が好きではない人にとって、ペットの鳴き声はただの騒音であり、特有のニオイも気になるため、入居者のマナー次第では近隣とのトラブルになることも考えられます。
またペットの飼育を許可すると、たとえばネコが部屋の壁で爪を研ぐなど、物件に損傷が生じる心配もあるでしょう。
一方物件をペット可にすることにより、得られるメリットもあります。
まず期待できるのは入居率の向上で、先ほどもお伝えしたようにペット可の物件が少ないことが理由です。
また同じ理由により、入居した人は一般的な物件よりも長く入居し続ける場合が多いのも、物件をペット可にするメリットでしょう。
ただし一度ペット可にしたら、不可に戻すことは住民の大きな反対にあうため難しいので、よく考えて決定することが大切です。
賃貸物件をペット可に変更するために必要な準備
それでは所有している賃貸物件をペット可に変更するには、どのような準備をすればよいのでしょうか。
まず考えなければならないことは、現在入居している住民の理解を得ることです。
ペット可に変更すると、退去を希望する入居者も少なからず出てくることが考えられます。
ですから入居者の事情も考慮して、少なくとも半年程度は準備期間をもって、現在の入居者に通知をするのがよいでしょう。
次にペットによる物件の損傷を考慮して、敷金を1カ月分多めに設定するなどの見直しや、契約書に記載する「退去時には原状復帰を行う」などの特約の内容を考えます。
また入居者からクレームが出ないように、ペット対応のフローリングに変更する、ペットの足洗い場を共用スペースに設けるなど、ペットの飼育に適した設備を整える必要もあるでしょう。
まとめ
物件をペット可に変更することはリスクもありますが、入居率の向上が期待できるなどのメリットも考えられます。
ただし一度ペット可に変更したあとに、再びペット不可に戻すことはとても難しいため、慎重に判断するようにしてください。
私たち株式会社ABC ピタットハウス西明石店では、明石市の賃貸物件を多数取り揃えております。
