今お子さんがいらっしゃる方も、これからお子さんが生まれる予定の方も、将来子育てをする予定のある方にとっては、ご自身のお住まいの町の子育て環境は気になるところですよね。
そこで今回は明石市の子育て支援、環境についてご紹介します。
明石市の子育て環境を考える上で、重要な指標の一つは待機児童数です。
明石市の待機児童数は約570人で、全国的に見ても高い数値だと言えます。
ただ、明石市は2019年に待機児童数を0にするために保育枠を現在より2千人も枠を広げる方針を示しており、計画が進めば2019年には待機児童数は0になります。
このことからも明石市は子育て環境拡充に力を入れている自治体であることがうかがえます。
明石市は子育て支援として様々な取り組みを行っています。
その中でも特に力を入れているのが、子供の医療費免除と保育料負担の軽減です。
まず子供の医療費免除ですが、中学3年生までにかかる子どもの医療費が無料になります。
病院の受診料はもちろん、歯科治療や夜間の救急全てに対応しているため、もし困ったときにはすぐ病院に駆け込むことができます。
こうした取り組みによって、子供に異変があってもお金を理由として子供を受診させないといったことを減らせることが見込まれています。
次に保育料の負担ですが、明石市では2人目の子供の保育料を免除する支援を行っています。
「2人目がほしいけど、経済的に苦しい」といった方にも安心していただけるように、経済的負担を軽減する措置として取り組みが行われています。
特徴は何といっても収入による線引きがなく、全ての市民が平等にこの支援を受けられる点です。
また保育施設も保育所や幼稚園以外であっても行政側がその資金を負担してくれるため、様々な形での支援が可能となっています。
明石市は他にも小学校1年生の少人数授業を取り入れ、1年生のときの学級規模は30人以下と規定されています。
このことにより一人ひとりの個性に合わせた教育が可能となっています。
また公共施設の使用が無料であったり、中学まで給食を実施したりなど、子育ての際の家庭の経済的負担を減らす取り組みが行われています。
明石市は全国的に見ても子育て支援に力を入れている自治体と言えます。
待機児童を減らす量の面でのアプローチ、少人数授業などの質の面でのアプローチ、医療費負担などの経済的アプローチと三面的なアプローチで、とても子育てがしやすい街だと言えますね。