関西、兵庫県の住みやすい街ランキングでも常に上位に入ってくる街、明石市。
明石市は様々な人が住む町ですが、その中でも子育て世帯にとって明石市は本当に住みやすい街なのでしょうか。
子育てのしやすさの目安として保育園への入所のしやすさがあります。
そこで今回は、明石市の保育園の入りやすさについてご紹介します。
保育園といっても公立の保育園から私立の保育園、認定こども園まで様々な形態があります。
認定こども園とは幼稚園の持つ幼児教育機能と保育園の持つ保育機能を併せ持った施設を指します。
実際に明石市には公立保育園の数は11個あり、公立のこども園が1個、私立保育所が54個、私立こども園が5個、私立小規模保育事業所が6個あります。
保育園、認定こども園の数を合わせると、規模は様々ですが、72個あります。
しかし、現状としては人口が30万人規模の都市であることも相まって、待機児童数は約560人存在します。
この数値は全国的に見ても低くない数値です。
待機児童数が多いということは、それだけ保育園に入るのを待っている児童数が多いことを意味します。
保育園に入るためには、基本的に市が定める指数が高い世帯から優先的に入所していくことになります。
指数とは保育の必要性の高さを示す値で、この値が高いほど保育園に入園できる可能性が高くなります。
明石市の応募倍率は約1.3倍で、特に入園希望者の多い1~2歳児の待機児童数が多く、入園することが難しいことがうかがえます。
保育園に入るための指数をあげるためには、以下のポイントを多く満たしていることがカギになってきます
・両親ともにつき160時間以上働いている
・児童の兄弟姉妹が同一の施設に既に入園している
・認可外保育園に有償で預けている
・児童に兄弟姉妹がいる
・夜間労働を行っている
この5つのポイントのうち、どの程度満たせるかによって指数の値が大きく変わってきます。
明石市は現状の待機児童数を解消し、平成31年までに待機児童数を0にする方法として、平成30年度中に保育園の定員を2000人分拡充する方針を発表しました。
これによって明石市の保育園への入園のハードルは大幅にさがることになります。
保育園への入りやすさというのは、子育て世帯がその町で安心・快適に暮らしていくためには必須の条件ですよね。
明石市の今後の取り組みによって待機児童数が改善されれば、より子育てしやすい街になることは間違いありません。
ぜひこの機会に明石市での子育ても検討してみてくださいね。