こんばんは( *´艸`)
本日は賃貸ペット可物件についてであります('◇')ゞ
近年のペット需要の高まりは、少子高齢化や若年層の単身化などの影響もあり、留まることがない感じです。賃貸業界でも、ペット可物件が数多く登場しております。
|ペット可物件の市場
近年のペット可ブームを背景にして、新築物件を中心にペット可物件の数は増加傾向にありますが、まだまだ全体の3%程度で非常に小さな比率にとどまっている感じです。
つまり、ペットを飼っている人は多くいるが、物件供給はその数に追いついてない事がいえると思います。どうしてペット可の賃貸物件の数が少ないのか?その理由としては、家主が賃貸物件として手間やリスクがかかる為、貸したくないと考えている傾向が挙げられます。
|ペット可物件は家主にとってリスクが高いのか?
動物と一緒に集合住宅で暮らすことになる為、家主はどうして貸したくないと考える方が多いのでしょうか?考えられるリスクは次のことが挙げられます。
・現状回復費用が高額になりやすい
床、柱、壁などの引っかいた跡、排水管に詰まったペットの毛等が考えられます。
・ペットの鳴き声・臭いによるクレーム
小型犬や猫の鳴き声は思っている以上に響きます。ペットの臭いは、エレベータや共用部分の廊下などにもペットの体臭、排泄物の臭いが染みつきやすい事が想定されます。
・入居者同士によるトラブル
ペット可の賃貸物件だからといっても、その住人の全ての人がペット好きとは限りません。ペットを全く受け付けない人もいるでしょうし、犬が苦手な人は、近くにいるだけでも怖がってしまいます。では、入居率を上げる為の付加価値をつけるためペット可として運営するには、どうしたらよいのでしょうか?
|ペット可運営のポイント
・ペットの種類、飼育数、大きさの制限
ペット可物件はペットを飼う事が出来る事になりますが、ペット=犬、猫とは限りません。ウサギ、フェレット、爬虫類…等種類はさまざまです。ペット可で入居者を募集する場合は、予め飼ってもよいペットの種類を定めておきましょう。
・原状回復の条件を厳密かつ明確に
ペット可の賃貸物件のトラブルの多くは、退去時の原状回復費用になります。
退去時の借主負担の原状回復の特約は明確に記載しましょう。
・家賃を少し高めに設定。入居者がペットを飼いやすい環境作り
入居募集中の賃貸物件を客寄せのためにペット可にしただけでは、ペットを飼う為の工夫がまったくありません。ペットを飼う入居者様に配慮する事も必要です。
ペット可賃貸物件の数は少なく、ペット可の賃貸物件のほとんどは一般の賃貸物件をペット可として貸しているのが現状です。しかし一方で猫が移動して遊べるようにとキャットタワーを設置している賃貸物件もあるようです。本当の差別化とはこういった賃貸物件に対する工夫や配慮があって図れるのかもしれません。