近年の新しい賃貸物件にはお部屋に設備として備わっている物件が多いですが、ある程度築年数の経過した物件には備わっていないことが多いのが「エアコン」です。
借りる側の立場からするとエアコンが設備に備わっていると新たに買い足す必要がなくとてもありがたいですが、オーナーの立場になると少しでも設備は最低限で抑えたいところです。
そこで今回はエアコン設備と入居率の関係、さらにエアコンの修繕費負担についてまとめてみました。
エアコン設備と入居率の関係
先にも述べた通り、昨今の新しいアパートやマンションなどの賃貸物件においてはエアコンなしの物件のほうが珍しい時代となっており、最低でもLDKに1台が設備として備わっていることが多いです。
そのため物件をお探しの方もエアコン設備が当然あるものとして探していることが多く、エアコンが付いていない場合目に留まりにくくなってしまいます。
なので、エアコンを設置しない場合は家賃を相場よりも下げるなど何かしらメリットになるよう工夫して入居率を上げる処置を施した方が良いかもしれません。
しかし、家賃は毎月の支払いに関わる重要なポイントで、仮に家賃を5,000円下げるとすると年間で60,000円のロスです。
賃貸に設置するエアコンは一戸建て用の大きな畳数を補える強力なエアコンでなくて良いわけですから、60,000円あればエアコンは取り付けることが可能です。
年間60,000円のロスを気にされるより、後々のことを考えてエアコンを取り付けたほうが入居率も上がり良いといえるでしょう。
ただし、取り付けた方が良いからと言ってLDKだけでなく洋室など全てのお部屋に取り付けるべきかと言われれば、そうではありません。
新しい物件にもLDKに設置されていることが多く、洋室などを含め2台取り付けてある物件はほとんどありませんので、洋室への取り付けは借りる方の任意で問題ないでしょう。
エアコンの修繕費用は誰が負担?
エアコンを設置した場合、その修繕費負担についてはエアコンが元々設置されていたかによって費用負担が異なります。
元々設置として備わっていたものであれば、管理会社やオーナーのものなので必要な修繕を行うのは管理会社やオーナーになります。
しかし入居者自身がエアコンを設置した場合は、エアコンは入居者のものなので修繕費用を負担するのは入居者になります。
では、エアコンが残置物(前の入居者が置いていったもの)だった場合はどうでしょうか?
この場合、修繕費用は大体が入居者負担になりますので、残置物がある場合は次の入居者との契約の際に賃貸契約書などに残置物としてきちんと明記しておきましょう。
エアコンひとつで入居率が変わるの?と思われるかもしれませんが、消費者の立場になると入居前の初期費用は少しでも安く抑えたいのと、今後も引っ越すことが見込まれている場合は少しでも荷物を減らしたいものです。
これを機に室内設備を見直されてみても良いかもしれませんね♪
不動産を経営しているオーナーの皆さま、経営・管理について何かご不明な点などありましたら、ぜひ株式会社ABC ピタットハウス西明石店までご相談ください。