賃貸業界にも、オンシーズンとオフシーズンがあり、人事異動で転勤が多くなる秋から賃貸物件を探す人が増え始め、12月~3月は契約や引越しのピークに、その後4月になると一段落し、夏は引越が少ない時期と言われています。
〇 オンシーズン 9月~4月上旬
〇 オフシーズン 4月上旬以降~8月
オフシーズンの中でも、5月中旬~8月上旬は最も引越が少ない時期とされ、新生活を迎えた人たちが5月上旬頃には大半の引越しが終了し入居希望者が減るからです。
お探しのエリアが人気エリアである、気になっている物件がなかなか空きの出ない人気物件であるといった場合を除き、オフシーズンに賃貸物件を借りると様々なメリットを受けられる場合があります。
・敷金、礼金が安くなる場合がある
敷金はまだ返ってくる可能性のあるお金ですが、礼金は返ってこないお金のことで、物件を借りる立場からすれば少しでも出費は抑えたいですよね。
そして、物件を持っている管理会社やオーナーからしてみれば、空き部屋にしておくよりは早く入居者が見つかってほしいと思っています。
そのため、オフシーズンは敷金や礼金が安くなったり、または安くする交渉をしやすい時期と言えます。
・フリーレント物件が増える
フリーレントとは、最初の1ヶ月の家賃を無料にする、または特定の期間に引越しをして入居をすれば、一定期間の家賃が無料になるというシステムです。
オフシーズンになると、フリーレントがついている物件が増えることも特徴で、結果として出費が抑えられることに。
・引越し料金が安くなる
オフシーズンは『引越しが少ない=引越業者の仕事が少ない』ため、引越し料金の値下げ交渉がしやすくなり、場合によってはオンシーズンの金額の半分くらいになることもあるそうです。
また、引越し日も比較的選べる期間ですので、金額設定の安い日にちを選ぶこともできます。
・家賃の割引をしてもらえることも
その時の物件の状況や時期が影響するため物件によりけりですが、1,000円~2,000円程度の家賃交渉が可能な物件もあります。
家賃の値下げ交渉をするよりも、フリーレントの交渉や初期費用の交渉をした方が通りやすいのが現状のようです。
・引越しは賃貸物件の安い時期を狙う
4月上旬以降~8月までの引越しオフシーズンであれば、引越しにかかる費用が抑えられる、フリーレントが付く、などの特典が得られることが多く、結果的に安く引越しが出来ます。
また、オフシーズンの方が不動産屋も空いているので、じっくり話を聞いてもらえたり、納得いくまで物件を内覧できますね。