夏から秋にかけて日本列島を襲う自然災害「台風」。
先週の3連休を直撃した台風14号は、非常に猛威で日本各地に大きな影響を与えました。
近年の台風は、地球温暖化による海面温度上昇により勢力の増した状態で日本列島に接近するケースが多く「予想進路と離れた場所だから大丈夫」と他人事で過ごすのではなく、日頃から防災意識をもって生活することが大切です。
とはいっても、何を対策したら良いのかわからない・・・何を準備すれば良いかわからない・・・、逆に、管理のしっかりした賃貸物件だから大丈夫だという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、賃貸にお住まいの方でもできる簡単な台風対策をいくつかご紹介します(*^▽^*)
対策を「普段から心がける」
当たり前ですが、台風が直撃しているときに対策をしていては暴風雨や雷雨で対策どころではありません。
ならばテレビやインターネットなどで台風情報が報じられてから対策を・・・と思っても、同じように買い求めに来たお客さんであふれてしまい商品が売り切れてしまうということもあります。
特に夏から秋にかけては、台風が来ていない安全な日にこそ台風対策を行いましょう。
★普段からできること★
・非常時の備蓄を行う
電気・ガス・水道などのライフラインが途絶えてしまうと生活にとても困りますから、もしものときのために事前に備えておくと非常時に役立ちます。
主な例として【日持ちのしやすい食料】【お水】【懐中電灯】【数日分の着替え・タオル】【ライター・マッチ】【小銭などを含む貴重品】【薬・絆創膏などの救急用品・生理用品】【携帯充電器】などがあります。
食料は、停電中・断水中でも食べられるレトルト食品や缶詰、腹持ちの良い栄養補助食品などが備蓄品としてオススメです。
台風の間だけでなく、台風が過ぎ去ったあともライフラインが復旧するのに時間がかかったり、食料品がスーパーに並ぶまで時間がかかってしまったりすることが考えられるため5日分ほど余裕をもって備蓄しておくのが好ましいです。
また、お水は飲料水だけでなくお風呂の浴槽や洗濯機などに水を張り貯めておくこともオススメで、浴槽や洗濯機に貯めた水は手を洗ったりトイレを流したり、食器を洗ったりするときに使用できます。
お水は生きる上で欠かせないものなので、しっかりと備蓄しておきましょう。
・室内を整備する
鉢植えやすだれなど飛来物・落下物の可能性があるものをベランダや窓際に置いている場合、必ず室内の安全な場所に移動させましょう。
敷地内駐輪場に自転車を置いている場合も同様に紐やチェーンで固定するなどの対策を行い、窓には窓ガラスが割れた際に飛び散らないようガムテープをバツの字に張ります。
ガムテープがオススメですが、跡が残ってしまう可能性もあるため布テープや養生テープが剥がしやすくオススメで、さらに補強が必要な場合は段ボールを使用します。
しかし、きちんと窓を閉めていても雨水が侵入してくる場合もありますので、そのような事態を事前に防ぐ為にも新聞紙やタオルなどをサッシ・玄関ドアの隙間に詰めておきましょう。
万が一窓ガラスが割れてしまっても室内まで飛んでこないようカーテンやブラインドは必ず閉めておき、夜寝る際は出来るだけ窓から離れて寝るようにしましょう。
・避難場所、ハザードマップを確認する
もし避難することになった場合、事前に避難場所を知っておかなければ迅速に行動することが出来ませんので、自分の住んでいる地域の避難場所は頭の中に入れておくようにしましょう。
また、ハザードマップも確認し、近所に洪水の恐れのある川や土砂災害の恐れがある場所がないか確認しておくことも重要です。
台風が接近している日の外出はなるべく控えるようにし、夜間は周囲が確認しづらく危険なので特に気を付けましょう。
やむを得ず外出している場合は細心の注意を払い、常に最新の台風情報を入手するようにしてください。
地下鉄などの地下空間を利用する場合は、外の気候の変化が分かりづらく、雨水が一気に流れ込み地上に出られなくなってしまう可能性があるため特に注意が必要です。
自治体の避難勧告や避難指示に注意し、すぐに避難できるよう準備しておきましょう。
私たちはつい、「まだ大丈夫」「避難まではしなくても…」と思いがちです。
危険が身近に迫ってからではすでに遅く、何事も早めに備えて対策をしておきましょう。