毎年2月上旬には「節分の日」があります。
この時期になるとコンビニやスーパーで恵方巻の予約が始まったり、鬼のお面やおもちゃが増えたりしますね♪
節分の日は豆まきをして、恵方巻を食べる!ということはご存知の方も多いと思いますが、何故豆まきや恵方巻を食べる習慣があるかご存知でしょうか?(*^▽^*)
節分とは、一般的に邪気を払い無病息災を願う行事とされています。
古くから、季節の変わり目は邪気が入りやすく、寒さの厳しい2月頃は体調も崩しやすいと考えられており、新しく年が始まった今、邪気を祓い清め一年間の無病息災を祈ろうという由来です。
節分という言葉には文字通り「節(季節)の分かれ目」という意味があり、暦では立春を迎える2月3日、4日頃の前日を節分といいます。
節分に行う豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を「鬼」に見立てて、鬼を追い払うという儀式の意味合いがあります。
豆をまくようになったのは室町時代とされ、米や麦などの五穀を育てる農耕民族だった日本人は豆に神が宿ると信じ、豆で豆=魔目(鬼の目)を滅ぼすということからまくようになったという説もあります。
節分に使う豆は前日に桝へ入れ神棚に上げておくのが正式と言われているだけあって、豆は神聖なものという風習が今も残っているのは納得ですね(*^^*)
本来豆まきは誰でも行っていいわけではなく、決められた人が、正しいまき方でまくのが良いとされるやり方がありますのでご紹介します♪
①節分前日までに豆を桝に入れ神棚に供える。
神棚がない場合は白い紙の上に豆をのせ、目線の高いところに供えておきましょう。
②玄関、窓といった全ての戸を開け放します。
③節分当日、鬼は夜やってくると言われているので20時~22時ぐらいの時間帯が適しています。
豆まきを行う人は年男・年女で、豆を入れた桝は左手で胸の高さに持ち、右手で豆を取り下手投げでまくのが正しいと言われています。
④豆をまく人は各部屋を回ります。
出入口のところで「鬼は外、福は内」と2回ずつ繰り返し声をかけながら豆をまきます。
⑤鬼を締め出し豆をまき終えたらすぐに戸締りをします。
⑥豆まきが終わったら家族全員で豆を食べます。
この豆は「年取り豆」と呼ばれ、自分の年齢だけ、もしくは年齢の数+1個だけ食べるのが習わしです。
数多く食べられないという方は代わりに福茶を飲む習慣もあります。
恵方巻は江戸時代末期頃、関西を中心に流行っていたと言われています。
節分の夜にその年の恵方を向いて食べると商売繁盛や無病息災で過ごせるといった由来があり、中身の具は七福神にちなんで7種類になったという説もあります。
巻き寿司になっているのは福を巻き込むという意味もあるんだとか。
賃貸にお住まいの方は、近隣の方のご迷惑にならない程度に豆まきを行ってみてくださいね♪
恵方巻は包丁で切らずに、願い事をしながら黙々と最後まで食べましょう(*^^*)